大山祇神社の本社までは遥拝殿から約4kmの参道を通ります。
町営無料駐車場の参道の入口から一本道です。豊かな自然に囲まれ、川や滝などの自然の音を感じながら参拝することができます。
参道には「木の根坂」と呼ばれる遊歩道があり、樹齢400年以上の木々が根を這う道は「ふくしま遊歩道50選」にも選ばれ、貴重な価値があるとされています。
是非御本社までご参拝ください。
準備を整えてからいざ出発!
参道への入口は遥拝殿近くの無料駐車場のすぐ隣です。緑の案内看板が目印になっています。
参道は一本道となっていますので、そのまま道なりに進みます。
参道入口から約15分。右手の見えてくる鳥居は不動滝への入り口です。
鳥居をくぐり、石階段を下りると落水の響きと共に不動滝が見えてきます。
自然に囲まれた中、マイナスイオンが豊富なこの場所は、その昔修験者の方々の癒しの場所となっていたかもしれません。
「不動滝」「弥作滝」は大山祇神社の起源に深く関わっています。大山祇神社を勧請した真海法師はこの不動滝で17日間の水行をなし、大聖不動明王のお告げを聞いたと伝えられています。
不動滝から1kmほど歩くと今度は弥作滝が見えてきます。弥作滝はお堂から左手下方に見ることができます。
この弥作滝も大山祇神社の起源に関わっており、真海法師はこの弥作滝の川上の地蔵屋敷という地に草庵を結んだことから起源が始まっています。
参道終盤、山の奥深くには樹齢400年を超える杉の木が立ち並んでいます。
古くからこの地に根を下ろしていた杉の雄大さに目を惹かれます。
この杉並木は「ふくしま遊歩道50選」にも選ばれ、山神信仰に対する祭祀史跡としても価値が高いとされています。
また、この参道は隣接する杉の間の根を通ることから「木の根坂(きのねざか)」として親しまれています。
杉並木を抜け、参道入口から約4km、大山祇神社御本社に到着します。
勧請は宝亀九年(西暦778年)、約1200年以上この地を鎮守しておられます。
大きな災害はなく、社殿は当時のものと伝えられています。
是非参拝していただき、ここで疲れを癒してください。お帰りの際は、来た道を戻ることになります。足元にご注意してお戻りください。
奥の院は御本社から約700メートル急斜面を登った岩屋に祀られています。
その昔、修験者が「お籠り」をした場所と伝えられています。
大岩に巻きついたブナの木や台倉山頂上付近から西会津町を望むことができます。
※奥の院に参拝するためには、地元の方のガイドが必須となりますので、ご了承ください。
御本社の隣にあるお休処です。
手打ちそばや山菜料理などのお食事・休憩の場所としてどうぞご利用ください。
また、事前予約制となりますが宿泊もできます。お風呂も備わっています。
※6月の大山まつり期間中限定、土日の営業となります。
岩根館・奥の院についての問い合わせ
090-4049-4448(大出)
童神が頬に手を当ててやすらぎながら今日も明日もあさっても、みんな幸せでありますようにと、夢みる姿です。
これから参道をたどって、その願いを求めましょう。
女神が山の間からこんこんと流れる水を両手に受けて、お祈りする姿です。
土があって、水があって、私たちは育つのです。
男神と女神が手を合わせ、仲の良い夫婦神になる誓いの姿です。
たった一度のめぐり合いでも、おたがいに愛あり真心があれば幸せの門出となり、大切なものなのです。
母神が子神をふところに抱いてつつみ、幸せを祈る姿です。お母さんは時にはきびしいけれど、心はいつも優しく温かく許してくれていて、子供はそれに守られて育つのです。
女神が男神の胸にもたれて、まどろむようにして祈る姿です。
すべてをあずけ、男神はそれぞれをあたたかく受け入れて、おたがいの信頼と愛を永遠に願うのです。
童神が合掌して、私たちのこれまでの願いにこたえて祈る姿です。
その願いはいろいろありますが、ようやくここにたどり着いたことも願いが叶ったことの一つなのです。